「先生、答え合わせをします!」
「うん、しましょう!」
小学部の生徒は授業で問題を解くと、自ら答え合わせをします。
「先生、全問正解でした!」
「ん? 答え合わせをしたノートを見せてくれる?」
講師は、正しく答え合わせができたかどうか確認をします。
「え~! 今回もやん! 3問も間違えているのに、正解の〇をつけてる! なんで、間違えているのに正解にするん?」
これは授業の一部です。
気分を悪くなされないでください。
当塾で集計した結果、入塾3カ月間でこのような行動をした塾生は92%もいました。
最近になって、このような子どもが増えているので、色々と情報を集めて、私なりに理由を考えました。
大きく2つの理由に分けると、
1.文字の認識力が弱く、単なる見間違いだから。
2.間違えていると分かっているけど、正解にしたいから。
1番のケースは脳快トレーニングをすると、解決できますが、
問題は2番のケースです。
なんと、間違えているのに正解にした92%のうち、
50%の生徒が2番のケースに当てはまることも分かったのです。
間違えているのに、正解にする生徒に
ウソをつくことはダメだと注意して、その後の様子を見ました。
すると、
正直者に変わった生徒は、すぐに成績は上がりました。
でも、変わらない生徒は、ほとんど成績は上がらなかったのです。
ここで、一つの結論が出されました。
塾へ行って、成績が上がる人と上がらない人の違いとは?
そうです。
素直かどうか。
成績が上がらない原因について情報収集していると、身が凍るような真実を目の当たりにしました。それは、
フロリダ州立大学 Roy F. Baumeister教授の”褒める教育の研究結果。
何千という研究の中から、高い研究水準を満たす何百もの研究を探し出し、明らかになったのは、
子どもが褒められて育てられると、高い自尊心を持つようになる。
その結果、不満を感じなくなるので、成績は下がる。
間違った褒め方をすると、成績が下がるというのです。
衝撃的な事実は、これだけではありません。
もう一人、大阪大学の榎本大学院助教授も「褒めると子どもはダメになる」と注意喚起しています。
最近になって、子どもを褒めましょう、自己肯定感を育てましょうと言われている割に、
2018年のPISA(国際学習到達度調査)の結果を見ると、日本の成績が全て下がっていました。
|
2015年調査 |
2018年調査 |
読解力 |
8位 |
15位 |
数学的リテラシー |
5位 |
6位 |
科学的リテラシー |
2位 |
5位 |
素直になれない生徒が、悪いのではありません。
褒め続けている保護者様が、悪いのではありません。
最近まで、私も褒めることは正しいと思っていました。
でも、間違った褒め方をすると、素直な心が失われ、成績が下がることが分かった以上、指導方法を変えるしかありません。
どうすれば、明るく、カラフルな素直な心に変われるのでしょうか?
安心して下さい。
Panasonicの創業者、松下幸之助著書「素直な心になるために」に書かれている「素直な心を養うための実践十ヵ条」を元にマジックを考えました。
明るく、カラフルで素直な心に育てるシステム、ダイヤマジックを受ければ、変身することは非常に簡単です。
理由1.すぐには褒めません。努力したことが確認されれば思いっきり褒めて、ご褒美をプレゼントするからです。
理由2.素直な心になりたいと強く願えるように、素直な心になった時の良いストーリーを毎月読むことができるからです。
理由3.ルールから外れたことをしたら、生徒の心をいったん外に出して、眺め返させます。そして、正すべきを正していく指導を受けるからです。
理由4.生徒がルール違反した場合、どこにルール違反をした原因があったのか反省させます。それがなすべき努力を怠っていた場合、楽しい罰を受けることで、その反省を心の底に落とし込ませるからです。
理由5.先人の尊い教えである故事成語を見ながら、授業を受けるからです。
理由6.授業のルールになっているので、素直な心を養うことを常識化できて、それを忘れないようになっているからです。
理由7.毎回の授業で体験しながら、素直な心を養うための研究をしているからです。
さらに、学校の成績はグンと上がります。
その理由は、
- 講師が要点を分かるまで繰り返し指導しつつ、
- 生徒が間違えるパターンを自己分析し、
- それを取り除くルールを決めて、
- 改善行動を繰り返すから。
素直な心を持てれば、全てが上手くいきます。
これらについて、下記にてもう少し詳しくお話させて頂きます。