本日、塾生F君のお母様から、
明石高専の建築学科に合格しましたと連絡がありました。
F君 おめでとう
入塾時点では無謀と思われていた明石高専に
なぜ、彼は合格できたのか?
その理由は、彼の意識変化にあります。
もし、80点前後で点数が伸び悩んでいる方は、是非、読んで下さい。
あなたの人生を劇的に変えるヒントがあるはずです!
毎月発行するニュースレターの今年の1月号で、
彼の意識変化について特集していました。
合格特別企画として、それをブログに引用したいと思います。
ここからが、ニュースレターの引用です。
↓ ↓ ↓
勉強の意識について中学生の主張大会で発表し、学校で優秀賞を受賞したF君のお母様から、
「キャリアで指導して頂いたおかげです」と、有難いお言葉を頂きました。
しかし、ここに至るまでは、長く、険しい道のりでした。
入塾当初のF君の答案用紙は、ミスの幕の内弁当のようだったのです。
私はミスを無くす正当性について論理的に繰り返し説得しても、彼の顔は納得のいかない表情やリアクションをします。
そのため、ミスが減らないので点数は伸びません。
なぜ、彼は開き直っているのか、私は理解に苦しんでいました。
でも、今は、彼の考えが書かれた意見文を読んで、とてもスッキリしています。
当塾では生徒が間違えたら、
「なぜそのような答えになったのか、どうすれば正解できるようになるのか」と質問をします。
そして、彼の成績は急速に伸びました。
入塾時点では無謀と思われていた明石高専の合格率が、
12月の兵庫模試では、90%に!
では、F君の意見文の全文を紹介しましょう。
~ タイトル「意識を変える」 ~
「人はまちがいをする生き物だ。」
こんな言葉をみなさんも一度は聞いたことがあるだろう。
「まちがえてもいいからやってみよう」とか
「まちがえた後が大事なんだ」
といった言葉を小中学校の先生に言われた経験が、ぼくにはある。
これらは決しておかしいことではないと思うが、中学三年生になり、一つ感じることがある。
それは、少しずつ失敗というものが許されなくなってきたということだ。
例えば、体育会の入退場の仕方や、合唱コンクールの歌の歌い始めるタイミングだ。
ミスをしてはいけないところで誰か一人でもミスをすると、とても目立ってしまう。
失敗が許されない場面はこれからもっと多くなってくると思う。
では、このようなときに、ぼくたちが間違えないためには、いったいどうすればいいのだろうか。
一つは、間違えないように、同じことを何度も繰り返しやるという方法だ。
つまり、時間をかけて体で覚える。
体育のダンスで、ぼくは振り付けを覚えることに苦労した。
何度も何度も練習すると、動きを特別に意識しなくても、自然と体が動くようになった。
ぼくはこの方法を使っていたが、一つ欠点を見つけた。
それは、急な場面には対応することができないということだ。
当日渡された原稿を一時間後にまちがえずに読むなんて、
かなりレベルの高いことだ。練習時間がなければこの方法は使えない。
では、とっさの場面でもまちがえずに済ませるためにはどうすればいいのだろう。
そんなときに思いついたのが、自信過剰にならないようにするという方法だ。
数学の基本的な計算問題をぼくはよくミスする。
そのミスはかなり単純なミスであることがほとんどだ。
頭の中だけで計算して、途中式を書かずにすまそうとする。
すると数字や符号を間違えてミスをする。
丁寧にしているつもりでも、ミスはなかなか減らなかった。
そこでぼくは、まず意識を変えようとした。
自分の心に「ぼくは単純なミスをする」と言い聞かせた。
すると文字を大きく書いたり、途中式を書いたりするようになった。
そして劇的にミスは減った。
行動より先に、心を変えることが重要なのだと感じた。
ミスをなくすことは、一見、簡単そうに思えても、実はすごく難しいことだと思う。
ミスは何もしなければ自然になくなるということはない。
だからといって、他人から言われたことをなんとなくやる、
つまり、体だけでやると、言われたことをすぐに忘れてしまって、次も同じミスをするだろう。
それではいつまで経っても間違いが消えることはない。
変えるべきなのは行動ではなく、
自分の心だと思う。問題に対する意識を変えることで、行動は自然と変化し、結果も変わってくると思う。
間違わないためには、ここぞという場面で、
「自分は間違う人間」ということを自覚して、素直に受け入れる。
これができることが、とても大切だと思う。
ここまでが、ニュースレターの引用です。
どうでしたか?
書かれていた対策のほとんどは、私が彼に口を酸っぱくなるまで、話していた内容でしたが、
入試では、きちんと行動に移してくれました。
これからも、夢を実現できるように頑張って行こう!
F君、本当におめでとう!
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