アメリカといえば、ハーバード大学のような優秀な大学が多く存在する国。
英国の教育専門誌が公表した「世界大学ランキング」の最新版(2021年版)では、TOP10に8校もランクインしています。
しかし、その首都ワシントンD.C.では、
深刻な問題がありました……
2014年にアメリカで実施された国勢調査によると、
成人の5人に1人が新聞を読めず、
仕事に応募するための書類を書けない……
実は、アメリカにはこのような教育格差がありました。
このニュースを見て、私は心配になりました。
アメリカのことではなく、日本の子どもたちが。
なぜなら、2018年にPISAが行った世界共通テストによると、日本の読解力はアメリカより低かったからです。
それを証明するかのように、ベストセラー「AI vs. 教科書が読めない子どもたち」の著者、新井紀子先生は、
「日本人の子どもは、3人のうち1人が教科書を読めていない!」と提言されています。
お気づきになられたでしょうか?
お子さんの成績が上がらない理由はいったい何なのか?
そうです。
テストの問題文を読めていない訳です。
解き方が分かっていたとしても、
正解する力を持っていたとしても、
自信を持っていても、
間違えるのです。
「どうすれば、問題文の意味を理解してくれるのだろうか….」
私は個別指導を1万9千時間行い、彼らのとの会話であることに気づきました。
「子どもは問題文の言葉と言葉のつながりを理解する努力をしない….」
さて、私はその努力をさせるためにあるちょっとした工夫をしました。
いったい何をしたと思いますか?
・「きちんと、文章を読みなさい」と叱った?
・文章にある重要な言葉に〇を書かせた?
・文章を丁寧に読む理由を説明した?
答えをお伝えする前にぜひあなたにも一度考えてみてください。あなたのお子さんがきちんと文章を読むための最大の指導方法は何か?
・・・
・・・
・・・
・・・
・・・
私はこの3つ全てを実践しましたが、すべて失敗に終わりました。
工夫したこと、それは「マインドセット」。
今までとは違う、新たな指導方法をスタートさせました。
今までは、「このようにしよう」と指示を出すだけでした。
でもそれだけでは、生徒は文章の一部を読み飛ばしてしまう。
「スタンフォード大学心理学キャロル教授が言う「しなやかマインドセット」に変えるメソッドの一つを使えば、きっと言葉と言葉の関係を意識しながら読めるんじゃないか」
そう考えた私は、授業中にある”質問”をしました。
それは、「はい」と答えさせるだけの質問ではありません。
それはどのように問題文を読んで、どんなミスをして、そこから何を学んだのかを引き出すものでした。
こないだの2020年11月に行われた2学期期末考査で奇跡が起こりました。
中学2年生の生徒にその自己分析を徹底させると、たった3カ月間の指導で、文章問題もきちんと読めるようになり、数学が73点から100点を達成!
自分の中で原因と対策を考えたことで、きちんと行動できるようになったのです。
この取り組みは大成功!
このように成績UPした生徒は続出しています。
◆POINT!
子どもがきちんと文章を読むための最大の理由は「マインドセット」にあります。
この話を聞いて、あなたはお子さんにどう声をかけて、どう行動しますか?
(文:三輪)
ps.
教科書を読めない子どもにとって、絶対に「マインドセット」が肝になってきます。
「短期間で成績がグンとアップする魔法」をお読みください。
小学部、中学部、高校部とご用意しております。