2019年、3月21日マリナーズのイチロー選手が、引退を表明しました。
イチロー選手について、一番に思い浮かぶことは、
1995年、阪神淡路大震災で生きる希望を失いかけていた被災者の灯として、
オリックスの選手として活躍していた姿です。
その年、パリーグでオリックス初の優勝を果たしてくれました。
彼の肩に「がんばろう KOBE」と書かれたワッペンが、今でも脳裏に焼き付いています。
その彼が、アメリカに渡り、記録を次々を更新し、私たちにパワーを与え続けてくれました。
この驚異的な記録の土台には、弓子夫人のサポートを始め、数多くの要因があります。
彼の能力の中で、イチローと8か月しか年の差が離れていない私が一番に着目する力は、
「自己分析能力」です。
イチローは、いつもカレーを食べていると、コメンテーターがテレビ番組で話をしていますが、
その理由を述べてる番組を見たことがありません。
単に、イチローは、ルーティーンを大事にするとか、表面だけの話ばかりです。
その話の裏には、とても価値があり、役立つメソッドがあるはずです。
なぜ、彼はシーズンに入ると、カレーをいつも食べるのか?
この答えは、トヨタ自動車の社長、豊田章男様との会談で、彼が語っていました。
「打撃が不調になった時に、その原因を見つけるために、同じ条件を保っていると。」
食事は、体調に影響を与えます。
同じ食べ物であれば、打撃が不調になった時、その原因が食事ではないと断定できます。
また、彼は、自分のバットを湿度を保つためにバットケースで保管しています。
木製バットは、湿度によって重さに影響を与えます。
同じ重さのバットであれば、打撃が不調になった時、その原因がバットではないと断定できます。
このように、バッティングの不調の原因を特定するために、彼は同じ条件を徹底していたのです!
当塾でも、入塾してきた生徒に対して、成績不調の原因を特定するために、「ダイヤモンドマジック」を行っています。
そして、土曜日に、特定された不調の原因を取り除くために、無料で「ダイヤモンド奪回マジック」も実施しています。
キャリアから、イチロー選手のような偉大な人を輩出するために、
毎日、カレーを食べさせることはないにしても、生徒の自己管理能力を高められる指導を行っていきたいと思います。
イチロー選手、お疲れ様でした。
神戸の牛タンのお店で会いましょう。
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