現在、春期講習を希望される保護者様が面談に来られています。
その際に、保護者様から質問を受けるのですが、
最も多い質問は、「10時間特訓」についてです。
「中学生が10時間も勉強できるのですか?」
「勉強の効率が悪くありませんか?」
このような質問を受けると、次のように私は答えています。
やる前から、マイナス的な思考をされるのはどうでしょうか。
水泳選手は、1日に何kmも泳ぎます。
それは、なぜですか?
卒塾生が、遊びに来ることがありますが、
「10時間特訓のおかげで、今の仕事が順調です」と話してくれたり、
学年で50位からスタートして、
加古川東高校に見事に合格した生徒の保護者様は、
「10時間特訓がなければ、うちの息子は、
加古川東高校に合格できませんでした」と話してくれました。
10時間特訓が必要な理由は、
生徒の自制心(辛抱強さ・セルフコントロール)を鍛えているからです。
いきなり、10時間ということではありません。
まず、6時間からスタートしてもらいます。
このように、話をさせて頂くと、納得いく保護者様が比較的多いのですが、
中には、
ここでは書けない内容を説明されて、
無料体験を辞退される方もおられました。
効率だけを求めて、努力することを否定する信念のお持ちの方は、
教育方針が正反対なので、入塾をお断りしています。
私が起業し、個別指導キャリアという学習塾を立ち上げた理由は、
次のような人を育てたいと思ったからです。
辛抱強さがあり、仕事に責任を持って、好きな仕事に夢中になれる人。
すぐに○○が嫌だと言って、仕事から逃げて、マニュアルだけの浅い仕事を転々とする可能性のある人を助けたいのです。
心理学者として世界で最も研究成果の引用が多く、影響力があるひとりとして、
フロリダ州立大学・社会心理学部のロイ・バウマイスター教授がおられます。
バウマイスター教授は、数千という膨大な研究データから一つの結果を導き出しました。
「努力をする前に、褒めて育てられ、自尊心(自己肯定感)が高くなった学生は、
成績が下がり、犯罪者になりやすい」と。
その理由は、
「学校の成績が悪くても、自分を肯定しているので、変化しようと思わないから。」
まず、お子さまに努力することを勧めて下さい。
そして、褒めてあげて下さい。
そうすれば、偽りでなく、本物の自尊心が身に付きます。
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