「塾は楽しい!」とお子様から話を聞くと、多くの保護者様は喜ばれます。
塾を経営している私から見れば、このような塾を作るのは、とても簡単です。
授業中に、生徒にとって興味のある話をたくさんしてあげて、
生徒がいい加減なことをしていても、軽く注意して、
いろいろなことに対し、褒めて、
塾の教材を指導し、テストして、報告すると良いのですから。
ここで、質問です。
塾が楽しいと、確実に成績が上がると思われますか?
答えは、NOです。
その理由は簡単です。
我々が思っている以上に、子供は頭が良いからです。
親に何を言えば、親は喜ぶのか。
親に何を言えば、自分は楽ができるのか。
親に何を言えば、自分は許してもらえるのか。
保護者様にもこのようなことを考えたことはございませんか。
環境が優しいと、やりたい放題。
当塾は、厳しいので、私がこれらを見つけ出し、保護者様に素直に話をします。
驚かないでください。
一部の保護者様は、私を非難します。
おそらく、「まさか、うちの子供にかぎって・・・・・・・・。」と思われているのでしょう。
では、
どうれば、子供が「勉強することは楽しい!」と思えるようになるのでしょうか。
私は、その目的を何にするかで決まると考えています。
例えば、
日曜日に、掃除をすることが嫌いな旦那様に手伝ってほしい時、どのように声をかけられますか?
① 掃除することを目的にすると、
「掃除手伝ってくれない?」
「うるさいなぁ、 疲れてるねん」
「もう!」
② お子様が集中して勉強できる部屋作りを目的にすると、
「●●が集中して勉強できるように、部屋を模様替えしたいねん。
掃除手伝ってくれない?」
「分かった」
別の例も紹介します。
塾生に」「勉強する目的は何だと思う?」と質問します。
ほとんどの生徒は、「将来、必要だから」と返してきます。
これでは、勉強が楽しくなれません。
具体的でなく、リアリティがないため、感じられないからです。
勉強が楽しめる目的は、一人ひとり異なると当塾では考えていますので、
現在、生徒が感じやすい評価を数多く考え出しています。
この評価制度の準備を最優先にしているため、
ブログやホームページも更新していません。
生徒が増えると困るので、新聞折り込みすらしていません。
完成するまで、調整時間も含めて、残り1年ほどはかかりそうです。
出来上がれば、日本初?の教育・評価システムになるのではないでしょうか。
この成果が少しずつでてきています。
1学期の期末考査では、
大久保北中学校 1年生
5教科総合 学年 第1位 を塾生がとりました。
また、中学2年生の冬から高校生の英文法を個別指導していた中学3年生が、
先月、英語検定 準2級に合格できました。
勉強する目的。
これがリアリティのあるものに感じられれば、子供は劇的に成長します。
まずは、われわれ大人が様々なことを広く、深く勉強する必要があるようです。
大手企業が採用したい大学生には、共通の要素があるようです。
それは、自分が苦手だったこと、無理だと思っていたことから逃げずに粘り強く取り組んできたきた経験があること。
当塾が設立当初から目指している教育方針と同じです。
講師は優しく
規則は厳しく
生徒は逞しく
当塾では、
あえて、生徒の目の前に困難を与え、目的を何にするのか自分で考えさせて、
困難なことを楽しいことに変えられる人を育てることに全力投球をしています。
苦しい状況になっても、一人でも多く、逞しく生きていける人を社会に出していきます。
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