服を脱ぎっぱなしにせんといて!

「ただいま~」
金曜日の夕方、息子が近くの公園から家に帰ってきてきました。
「お帰り~」
台所で長ネギを切っていたお母さんの声。
今、夕食の準備に追われています。
息子は、玄関で汚れた服をポイっと脱いで、そのままリビングに入るなり、スグにゲームを始めています。
それから、5分後です、雷が落ちたのは。
「もう~、服を脱ぎっぱなしにせんといて!」
「脱いだら、洗濯機の前に置いてあるカゴに入れなさい!」
やりたいことをする前に、考えてから行動する。
この習慣が考える力を伸ばすってホント?

玄関で服を脱げば、みんなに迷惑がかかると考えて、そうなったら申し訳ないと思える子どももいます。
もし、このように思考できる子どもは、玄関で服を脱ぐことはないでしょう。
つまり、何を思考するのか、これによって、人の行動は変わるのです。
プログラミングの授業では、一つの指示に一つの結果だけではなく、一つの指示に対して複数の結果についてイメージするようにさせます。
それができない生徒には、「もし、こうすれば、ダメかな? じゃ、別の方法でこうしてみよう」と、講師はアドバイスをします。
ある時、プログラミング指示は同じでも、それらの順番を入れ替えてみるだけで、思いもよらない結果が現れることもあります。
このように、プログラム教育を受けることで、トライ&エラーを繰り返し、問題を解決できる体験が得られます。
これこそが、お子さまの潜在能力を開花する環境なのではないでしょうか。
お子様の論理力・思考力が別のレベルに進めば、やりっぱなしがなくなるなど私生活の改善に期待できます。
さらに、学校のテスト勉強方法に対しても創意工夫ができるようになれば、主体性を持って勉強するようになるでしょう。
これこそが、プログラミング教育の真の目的です。
何が言いたいの? はっきり言いなさい!

久しぶりに家族で旅行に行くことになりました。
「どこに行きたい?」
笑顔のお母さんが、いつも無口な息子に言いました。
「どこでもええで」
「どこでもって。 行きたいところないの?」
「別に・・・・」
どうすれば、大人しい子の発言力を伸ばせるのか?
