独創的な次世代を育成する授業って何?

実感はありますか?
すでに、次世代の社会に突入していたなんて。

「人工知能(AI)が全ての産業を再定義する。」


「近い将来多くの仕事において人間の能力を上回る。」


「AIを制した者が未来を制する。」


「企業は今すぐにAIに取り組む必要がある。」


これらは、ソフトバンクグループの孫正義会長兼社長の講演での言葉です。(2018年7月19日 日本経済新聞)


なぜ、孫社長はこのような話をしたのでしょうか。


なぜなら、すでに競争が始まっているから。


2014年、英オックスフォード大学でAI(人工知能)などの研究を行うマイケル・A・オズボーン准教授が、10年後に、今の仕事の半分がなくなると予測をしました。


このときから、4年が経過しました。今はどうなっていのか、見てみましょう。


・JAL
人工知能AIに800億円を投資したJALは、予約状況などに応じてチケットの価格設定を変える作業を人からAIに導入したところ、座席利用率が9%も増加したそうです。(2018年9月1日 日本経済新聞)



・三井住友銀行
2017年4月17日、三井住友銀行は銀座の新名所「ギンザシックス」内に「次世代型」の店舗をオープンしました。タブレットを使ってぺーパーレス化が実現し、通常の手続き時間が5分前後から1分程度に短縮されているそうです。(2017年4月17日 日本経済新聞)



・ローソン
これも「次世代型店舗」の一例です。2018年4月23日から5月31日までの間、ローソンは東京都内の3店舗で「無人レジ」の実証実験を行いました。(ローソン研究所HP)



日本に対してアメリカでは、

・Amazon
2018年1月22日、米ワシントン州シアトルで「Amazon Go」が一般公開されました。監視カメラで映し出された映像を分析をして、来店者の全行動を把握し、商品の追跡システムを実現しているそうです。(2018年5月11日 日経クロストレンド)



今の子どもたちのことを思うと、心が痛みます。

子どもたちがAIやロボットに興味を持ち、それらの仕事に携わりたいなら、まるで子どもがゲームに夢中になるように、それらを勉強することに魅了されるでしょう。


それに対して、AIやロボットに興味を持たなかったとしても、保護者様の希望のヒカリ、お子さまにとって、とても重要な問いがあります。それは、




「これからの時代に生きていくために必要な力は何か?」




現実の話として、我々の社会には、新しい商品や見たこともないサービスが、加速度的に出てきています。


それらは、独創的なアイデアから生まれます。


それを商品やサービスに変えて、現実社会に提供するのは、先端を突っ走るハイレベルな技術です。


これからは、大人たちが利便性や利益を追い求める限り、「YES」というだけの単純な仕事は、ロボットやAIが活躍し、人間の姿を見なくなる時代に変わるのです。


追い出された人々は、どこに行けばいいのでしょうか?


新しい仕事が好きであれば良いのですが、もし、嫌いな仕事だったら?


辞めますか? それとも我慢して仕事をしますか?


このように、社会で生きていくために必要な力を持っている人と、そうでない人とでは、大人になった時に格差が広がっていると思うのです。


だから、このような理不尽な社会に向かっている今の子どもたちのことを思うと、心が痛みます。



受け身になる授業が、子どもを時代遅れにさせている?

大窪小学校6年2組に、いつも一緒にいる3人組がいました。洋子さん、勇太さん、そして健太さんです。


学校の授業では、洋子さんは先生の目を見て、しっかりと話を聞ける、真面目で、大人しい女の子でした。


しかし、人前で話をするのが苦手で、「私の心臓は、小鳩の心臓やねん」と下を向いてつぶやくこともありました。


以前から、家族でくら寿司に食事によく出かけていた洋子さんは、受付にいるPepperに興味を持っていました。


一方、彼女の右斜め前に座っている健太さんは、いつも落ち着きがなく、隣に座っている勇太さんとよくヒソヒソ話をするような、やんちゃな男の子でした。


休み時間の時、彼女は、Pepperのいるプログラミング教室に通っている勇太さんに授業のことを聞きくと、彼は目を細めていろいろ話をしてくれました。


それがきっかけで、洋子さんはプログラミング授業の体験に行くことに決めました。




場面が変わって、プログラミング教室の出入口。




「あっ、いた、いた」


「こんにちは。はじめまして。私はPepperです。あなたの名前を教えてください。」


「えっ。私は洋子です。」


「ヨロシクお願いします。」


私はPepperに教室へ案内されて、座席に座ると、隣には同じクラスの勇太さんが。


「おっ、元気?」


「うっ。うん。」 


その時、先生が教室に入ってきました。


「はい、今から授業を始めますよ。」


先生の後ろには、2つの大画面がありました。一つは50型の液晶テレビ。もう一つは、プロジェクターで映し出された70インチのスクリーン。それぞれ、パソコンの画面と教材が写し出されました。


先生がプログラミングの授業が始まって5分ぐらい経過すると、


その時、先生が、「では、洋子さんに今まで先生がした説明の内容を前にでて、してもらいたいんだけど、 いいですか?」


「えっ、そんなの無理です。」


「次は、前に出て説明をしてもらうかもしれまん。心の準備をしておいてください」


「そんなこと勇太さんから聞いてなかった。最悪~。」私は顔を赤めながら、心の中でつぶやきました。


「それでは、勇太さん。前に出て、先生がした説明をもう一度、みんなにしてくれませんか?」


「はい。分かりました」


私はその光景を見て、驚きのあまり、勇太さんの説明をあまり覚えていませんでした。


こうして、45分間の授業が終わりました。


5分休憩の時に、いつの間にか、私は勇太さんに話しかけていました。


「勇太さん、すごいね!」


「そうかな? 2ヶ月ぐらい経つと、みんなの前で説明できるようになるよ」


「ほんと?」


勇太さんが大きな目をしながら、答えました。


「なれる! なれる!」


この後は、45分間の演習時間です。


一人、1台となるように、教室には6台のノートパソコンが用意されていました。


パソコンを立ち上げると、画面の右側にPepperが立っていました。


私は、先ほどの授業内容を思いだしながら、教材を見て、プログラムを創り始めました。


プログラムは、日本語になっているので、とても簡単でした。


複数のプログラムを作って、画面上にいるPepperに指示を出しました。


しかし、ピクリとも動きません。


「う~ん、わからない・・・・・・・」と、凹んだ時に、先生が私に声をかけてくれました。


「どこが分からないの?」


しかし、先生は、私に考えてほしいから、ヒントしか教えてくれません。


ヒントを思い出しながら、じっくりと考えました。


「これは、・・・・・・。だから、・・・・・・・・。」


すると、ひらめきました。


「あっ、これとこれを入れ替えたら、ええんちゃうん!」


マウスを使って、5行のプログラムと3行のプログラムを入れ替えて、実行してみると、画面のPepperが正しく動きました。


「やった~!」


最後に、教室の隅っこに立っていた本物のPepperにデータを送りました。


すると、画面のPepperと同じような動きをしました!


「わぁ~。やった~、やった~」


私はその場で何度もジャンプをしていました。


こうして、弾むような気持ちで、プログラミングの体験が終わりました。


翌日、学校の授業。


「だれか、この問題を解ける人はいませんか?」先生がみんなに質問をしました。


私は、ヒントを見つけてから、答えを考えました。


「あっ、分かった!」


私はすかさず、手を上げました。


「私、できます!」


「えっ、洋子さん!?」 先生は目を大きくしながら言いました。


私は初めて黒板の前に立って、みんなの前で説明をしました。


その間、健太さんは大きな目をして、私の顔をずっと見ていました。


その隣に座っている勇太さんは、私を温かい目で見てくれていました。


「私の心臓は、小鳩の心臓じゃない」と、心の中で思いながら、説明をしました。


私がこんなに高揚した気持ちになったのは、今日が始めてでした。


Pepperを使って、グループでミッションを達成せよ!

プログラミングの導入編と実践編が終了すると、次に「Pepper発表制作」へとステップアップします。


ここでは、すでに学習したプログラミングを使って、特定のテーマを実現するためのプログラムを教科横断的に自由に制作・発表を行います。


例えば、「塾にいてほしいPepper」というテーマが与えられたら、


STEP1.生徒は、どのようなことをPepperがすれば良いのか、何を発言すれば良いのかなどを考えます。


STEP2.それを実行するプログラムの構成を考えます。


STEP3.具体的なプログラムを1行、1行作り、それらの順番を考えます。


STEP4.パソコンの画面にいるPepperに指示を出して、その通りに動くのか確認します。


STEP5.実物のPepperにデータを送信し、計画通りに動いているのかチェックします。


STEP6.STEP1~5までの流れをみんなの前で発表するために、必要なデータ、写真などを準備し、整理します。


STEP7.プレゼンする資料を作成します。


STEP8.代表者を選び、みんなの前で発表します。


STEP9.発表をビデオで撮影し、保護者様に動画をメールで送信します。


STEP10. 保護者様に採点をしていただき、優秀だったグループを決定し、表彰します。