新型肺炎、ヒトからヒトへ感染

明石市 プログラミング

今月のドキドキ・ストーリー

<今週のトレーニング>

ステップ1.「ドキドキ ストーリー」を読む。

ステップ2.「今月の選出ニュース」を読む。

ステップ3.「キラキラ仕事動画」を見る。

ぼくは、リビングルームでゲームに夢中になっていると、電話の鳴る音が聞こえた。

昼食の準備をしていたお母さんが、濡れた手で受話器を取った。

「はい、中野ですが。」

お母さんは何か慌てた様子で会話をしながら、何かメモを取って、電話を切った。

慌てた様子で、「啓介! お父さん、お父さんが、、、、、。」

「ん? お父さんがどうしたん?」ぼくはゲームをしながら答えた。

「早く、家を出る準備して。すぐに新幹線に乗って、東京へ行かなあかん。」

「なんで、東京へ行かなあかんの?」

お母さんが急にゲームの電源を切った。

「何してくれんねん!ゲームの途中やったのに!」ぼくは大きな声で怒鳴った。

「あほ! お父さんがコロナウイルスに感染して、東京の病院で緊急入院しているのに!

ゲームしている場合ちゃうやろ!」

「えっ!、お父さんが!」

ぼくは一瞬目の前が真っ白になった。

ぼくのお父さんは、日本の自動車会社に勤めていて、

中国の武漢で自動車製造工場の指導者として働きに行っている。

今、そこで新型のコロナウイルスが流行しているらしく、

日本政府が用意してくれた飛行機で日本へ戻って来ることになっていた。

東京へ向かう新幹線の中。

「お父さん、大丈夫かな?」ぼくは力が抜けたようにスマホを見ているお母さんに聞いた。

「大丈夫よ。啓介の顔を見たら、お父さん元気になるわ」

「うん」

こんなに元気のないお母さんを見たのは始めてだった。

東京駅に着いた二人はタクシーに乗って、国立国際医療研究センターへ向かった。

到着すると、テレビカメラを持ったメディアの人達が10名ほど、出入口にいた。

彼らの中をくぐるように、2人は病院の中へ入っていった。

病院の中は、医療スタッフの人が忙しそうにしている。

2人は総合受付へ行って、入院しているお父さんの病室を教えてもらったが、

ここで待機するように言われた。

しばらくして、一人の看護師さんがぼくたちの方へ歩いてきた。

「中野さんですか?」

「はい」

「この度は、急なことで気を落とされているかもしれませんが、旦那様が一日でも早く回復されるよう、スタッフ一同、精一杯尽くしております。」

「あっ、有難うございます」

「現在、ご家族の方でも旦那様にお会いできない状況になっておりますが、担当医から話があると思いますので、ご案内します。」

ぼくとお母さんは、看護師さんの後をついていった。

コンコン、看護師さんがドアをノックした。

「田中先生、中野さんのご家族の方がお越しになられました。」

「入ってもらって。」

「はい。」

ぼくとお母さんは、診察室に入った。

「中野さんの奥さんですか?」

「はい。」

「この度は、お気の毒様です。旦那様は、今、集中治療室におられます。

ニュースでご存知かもしれませんが、

まだ、ワクチンが世界にない状況で、世界の研究者がワクチン開発を急いでいます。」

10分ほど、先生の話を聞いていたが、ぼくにはなんのことか全く分からなかった。

「中野さん、ガラス越しなら、お父さんに会えますが。」

「そうなんですね。一目だけでも会いたいので、宜しいですか?」

「分かりました」

そして、ぼくたちはお父さんのいる部屋へ行った。

ぼくは、部屋の中を見て、息を飲んだ。

そこは、まるで手術室のようにたくさんの機器が並べられ、白衣を着た人が8名もいた。

お父さんは、ベッドに横たわり、3本のチューブでつながれていた。

「こんなに大勢の人が、父の命を支えているなんて。でも、ぼくは何もできない。」心の中でこうつぶやいた。

だんだんと、お父さんの姿がかすんで見えるようになってきた。

そこへ、先程の看護師さんがぼくの隣に来て、ハンカチを貸してくれた。

「お父さんは一生懸命にウイルスと戦っているの。だから、私たちも精一杯サポートしているの。安心して」

看護師さんの温かい言葉は、崩れ落ちそうになったぼくを支えてくれた。

その後、夕食を食べるために、お母さんと病院を出た。

二人は無言で、目的地もないまま歩いていた。

「啓介、何が食べたい? 急いできたから、お昼ご飯も食べてないのよ。」お母さんが小声で言った。

「ぼくは、お腹減ってない。」

「じゃ、うどんにしよっか。」

「うん。」

ぼくは歩きながら、変わり果てた父の姿を思い出していた。

その時も、看護師さんの温かい言葉がぼくの身体を包み込んでいた。

「ゲームなんかしていても、いざという時に、何もできない。」

「ぼくは、将来、あの看護師さんのように、身体の弱っている人だけでなく、家族の方もサポートできるような人になりたい」と思った。

その時、空を見上げると、東京の夜空に光り輝く流れ星が見えた。

今月の選出ニュース(2020/02)

スリランカで爆破テロ

塾で掲示している中高生新聞を読んでいない方は、下記のサイトから記事を読んで下さい。

TBS NEWS

https://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye3895065.html

キラキラ仕事動画

20年後の君は、

仕事を通じて、誰を助けていますか?

誰かを救い、誰かを勇気づけるためには、「知識」と「知恵」が必要です。

今、君は当たり前のように日本の安全な学校で勉強しています。

しかし、生まれた場所が日本ではなかったために、その当たり前のことができず、未来のために勉強をしたくても、できない子供が世界に1億2,300万人もいます

この事実を受け入れられますか?

耳をふさがないで下さい。

目をそむけないで下さい。

自分には関係ないと思わないで下さい。

そして、今の君に何ができるのか考えて下さい。

これは、医療の仕事動画です。

これを視聴して、君は何を感じますか?

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