第1月曜日の1週間 バラ色人生プログラム2019.08

明石市 プログラミング

今月のドキドキ・ストーリー

<今週のトレーニング>

ステップ1.「ドキドキ ストーリー」を読む。

ステップ2.「今月の選出ニュース」を読む。

ステップ3.「キラキラ仕事動画」を見る。

京都アニメ会社放火 34人死亡

京都市内にある伏見区総合病院。

外科の診察室で、大きな声が響き渡りました。

「愛里さん! 何、ボーと立っているのよ! 卓也君の包帯を交換してあげて!」

ベテラン看護師の幸恵さんが、まるで鬼の顔のようにして言っています。

「すみません!」 若い看護師さんが、腰の位置まで頭を深く下げています。

この女性の名前は、中山愛里。 彼女は、この病院に勤務して3か月しか経たない新米の看護師です。


ソファーに座っていた中学生の卓也君が、人差し指を愛理さんの方へ向けて、

「叱られているやん! フフフ」

「もう、そんなことを言っているとね、昨日、行われた県大会の決勝戦で転んでできた骨折は早く治らないわよ!」

「フン! そんな訳ない! ない! 僕は、早くケガを治して、2週間後に行われる総体の全国大会に出るんだ! 僕は、愛理さんと違って、機敏に動けるサッカー選手!」

「もう!」

愛理さんは、卓也君の腕に新しい包帯を巻いて、テープで固定しています。

「はい。これで大丈夫。」 

彼女は、肩を落としながら、ゆっくりと立ち上がって、廊下に出られるドアを開けようとした瞬間。

病院の外から、ピーポー、ピーポーと救急車のサイレンが鳴っているのが聞こえてきます。

幸恵さんが、真剣な眼差しで、右手を振りながら、

「救急外来の患者さんが来ましたよ! 手の空いている看護師は準備して!」

「あっ、はっ、はい!」愛理さんは驚いた表情で返事をしています。

廊下の奥から、ガチャ、ガシャ、ガチャと音が近づいてきます。

ヘルメットをかぶった救急隊員が、患者さんが横たわっている移動式ベッドを押しています。

小走りして来た幸恵さんが、救急隊員の隣に着いて質問をしています。

「状況を教えて頂けますか?」

「はい。午前10時35分頃、伏見区のアニメ制作会社で火事がありました。

それにより、そこで働いていたこの方は、重度のやけどをしています。」

ようやく、愛理さんも幸恵さんの後ろに追いついたようです。

「分かりました。 すぐに手術室へ向かいましょう。 あっ、愛理さん。 鈴木医師に手術室へ来てらうように言って来て。」

「えっ、はっ、はい。」


ピーポー、ピーポー。

「えっ、また?」幸恵さんが目を大きく開きながら、言っています。

そして、救急車が2台、3台、4台と次から次へと到着しています。

ついに、病院の集中治療室に、生死をさまよう患者12名が搬送。

慌てながら、集中治療室へ着いた愛理さんは、その状況を目の当たりにして、立ちすくんでいます。

意識の無い人。「う~、う~」と小声で痛みを訴えている人。

皮膚が焼け落ちて、全身が真っ赤になり、「痛い、痛い」と言っている人。

「これって、、、、私が高校生の時にビデオで見たパールハーバーと同じ病室だよ。看護師になりたいと思ったきっかけの戦争映画。」

そう思った瞬間、絶対に、彼らの命の灯を消してはいけないという熱い気持ちに包まれると、

彼女の頭の中では、大学で学んだ知識が、走馬灯のように駆け巡り始めています。

すると、幸恵さんの指示を受ける前に、愛理さんは的確に機敏に仕事をしているではありませんか。

「絶対、一人も死なせるものか!」

「だから、間違った行動をしてはいけない!」

「だから、冷静さを失ってはいけない!」

彼女の心の中は、このような想いで満たされているようです。


鈴木医師が、「もう時間がない! 4人同時に手術をする! 手術経験のない愛理さんもサポートしてくれるか?」

「はい!」

鈴木医師から、作業手順の指示を受けながら、大学で学んだ知識を思い出して、テキパキと手術のサポートをしています。

手術のサポートが初めてなのに、、、、、。


「やり切った。 これで終了。 みんな、ありがとう!」

鈴木医師が看護師みんなの目を見ながら、言っています。

8時間にもおよぶ戦いが終了。

「えっ、もうこんなに時間が経っているの?」

時計を見ながら、愛理さんは近くのソファーに座り、天井に届くぐらい両手を上げて背伸びをしています。

そこに、鈴木医師が。

「見直したよ。 素晴らしい仕事だった。 君のおかげで、12名全員の命は助かった。 ありがとう。 愛理さん。 」

「えっ。 まだ、自分が自分なのか分かりません。 ただ、絶対、一人も死なせるものかと思って、必死に、、、、、、」

「なるほど。その想いが、君を変えたのか。」

「想いですか?」

「そうだ。 想いだ。」


1週間後、伏見区総合病院の外科室。

治療に来た、中学生の卓也君が、「えっ、あれっ? 愛里さん?」

「うん?」

「テキパキと仕事をしているから、別人かと思った。」

「あっ、そう。」

「何かあったの?」

「想いが私を変えたの。」

「何言っているの? 意味分からん。」

「鈴木先生が、卓也君の回復が早いから全国大会に出られると言っていたよ。」

「やったー! まずは1勝するぞ!」

「卓也君は、今まで必死に努力してきたし、その強い想いがあえば、きっと自分自身が変わって、試合に勝てるよ。」

「愛里さんから、勇気をもらっちゃった!」

「こちらこそ、ありがとう。」


今月の選出ニュース(2019/08)

京都アニメ会社放火 34人死亡

塾で掲示している中高生新聞を読んでいない方は、下記のサイトから記事を読んで下さい。

ウィキペディア

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%BA%AC%E9%83%BD%E3%82%A2%E3%83%8B%E3%83%A1%E3%83%BC%E3%82%B7%E3%83%A7%E3%83%B3%E6%94%BE%E7%81%AB%E4%BA%8B%E4%BB%B6

キラキラ仕事動画

20年後の君は、

仕事を通じて、誰を助けていますか?

誰かを救い、誰かを勇気づけるためには、「知識」と「知恵」が必要です。

今、君は当たり前のように日本の安全な学校で勉強しています。

しかし、生まれた場所が日本ではなかったために、その当たり前のことができず、未来のために勉強をしたくても、できない子供が世界に1億2,300万人もいます

この事実を受け入れられますか?

耳をふさがないで下さい。

目をそむけないで下さい。

自分には関係ないと思わないで下さい。

そして、今の君に何ができるのか考えて下さい。

今月は、看護師の動画です。

これは、防衛医科大学という特殊な道ですが、参考として視聴して下さい。

男性の立場から見た、看護師の動画です。