大久保北中学校でも、明石高専を受験する生徒は、1学年に1人~3人ほどなので、受験人数がとても少ないこともありますが、2023年4月時点で4人受験して4人とも合格しています。その理由は、塾長の私が工学部の大学院で修士課程を修了しており、工学的にお子様一人ひとりの弱点を診断し、改善策を探求するMSS理論モデルがあるからです。
「古川君、間違えてもいいからね!」
花瓶に生けられたチューリップ。問題が書かれた黒板。
ミスの多い古川君は、教室で赤い顔をして立っていた。先生に当てられたのだ。
小学校の時に、先生からよく言われていたらしい。
彼はその言葉に何度も励まされたことだろう。
美しい曲線を描いているチューリップの傍で、優しい先生の思いやりから生まれた言葉。
「自分を否定しないように」
まさか、この優しさが彼を苦しめる原因になるとは、
誰も知る由も無かった……
古川君は中学2年生になった。
明石高専を目指すようになった彼は、合格実績をうたっている大手の集団塾へ通っていた。
90点を取らないと……
その思いを胸に夜遅くまで塾から出された沢山の宿題をこなしていく。
「今度こそは」と期待しつつ、返却される答案用紙。
いつものように赤字で80点台の点数が書かれていた。
「もぅ~、こんなに頑張っているのに、なんで90点が取れへんねん!」
机を叩き、うつむいている息子の姿を見たお母さんは、すぐに友達に相談した。
友達のお母様は、車で片道30分もかかる一つの個別指導を紹介してくれた。
花びらがゆらゆらと揺れ、優雅な動きを見せるツツジ。
季節の変化を教えてくれる赤い花を見るとあの日のことを思い出す。
1本の電話が鳴った。5分ほど会話をするとすぐに分かる。
受話器の向こうにおられる女性は、教育熱心なお母様だ。
お子様は色々と試されたようだが、思うような結果が出ず、悩んでいる。
「なんとか、助けてあげたい。」
そう思った私は、
「彼の答案用紙を見ながら診断すれば、基本的な原因が分かりますよ」と伝えた。
その1週間後、
古川君はお母様と一緒に、私の診断を受けに来た。
彼は背が高く、礼儀正しい青年だ。
診断を始めると、彼の頭の回転が速いと感じる。
そして、彼はぐちゃぐちゃになった答案用紙を私に手渡した。
私は彼の問題用紙を見て、すぐに本当の弱点に気づく。
「90点が取れない原因は、深い弱点にありますね」
「えっ? 深い弱点って何ですか?」
「それは、意識が欠けていることです」
「意識?」
「そうです」
「授業で探求すれば、それが何か判明しますよ」
深い弱点を見つけたくなった古川君は、授業に参加することにした。
彼は塾講師からの質問に答えていく。
その都度、自分自身を見つめ直し、失敗を繰り返す深い弱点に意識を向けるようにした。
すると、
「あっ!」
ふと自分の行動の癖に気づく。
次に、彼は塾長からのアドバイスを思い出し、改善方法を考え始めた。
「行動を変えてみよう」と試みたが、行動に変化がない。
「なんで、上手くいかへんねん!」
再度、塾長の所に相談に行った。
カウンセリングをしてもらっている時、天使が舞い降りてくるように考えが心に浮かんだ。
「ミスを減らすためには、変えるべきなのは行動でなく、自分の心かもしれない…。自分の心に『ぼくは単純なミスをする』と言い聞かせてみよう」と。
すると、文字を大きく書いたり、途中式を書けるようになったのだ!
そして、劇的にミスは減った!
古川君の本質的な弱点は、彼自身の深層で眠っていた「間違えてもいい」という思い込みだった。お母様のご協力も得ながら、改善探求を進めていくと、面白いように解決していく。
この体験から彼は、
「思い込みを変えるためには、行動より先に自分の心を変えることが重要なのだ」と学ぶ。
このような日々の努力の成果は一気に現れた。
彼はテストで、90点以上を連続して取れるようになったのだ!
失敗から学び、成長していくことで、
彼は「着飾るだけの自信」を脱ぎ捨て、「本当の自信」を手に入れる。
ついに、明石高専に合格した。
古川君の物語は、「大手の集団塾へ通っていたにもかかわらず、嬉しい弱点を探求し、心を変えれば、志望校に合格できたということは、本質的な弱点を見つけ出し、その乗り越え方をコーチしてくれる存在が大切」ということを教えてくれる。
「本当の自分はこんなもんじゃない」と思っている中学生に、本質的な弱点を克服する「勇気」と90点台を取れるという「希望」を与えてくれる彼に、心から感謝している。
岩の中に隠れて、外から見えないダイヤモンドの原石。これを発見するように、ダイヤマジックは、答案の中に隠れて、お子様が見えない独自の弱点を見つけることができます。だから、生徒は「頑張ってもダメだ」という無力感から解放されて、「これを克服すれば、90点台!」という希望を持つことができます。
お子様は「探求個別」の授業で、MSS理論モデルに基づいて講師から独自の弱点を発見するための質問を受けます。それに答えていくと、最終的に弱点の克服方法を発見できます。90点台という結果が出るまで講師がサポートしますが、お子様本人が自分の力で乗り越えた感覚が刺激になり、自信がついて勉強が楽しくなります。
お子様が集団授業を受けている時「ちょっと待って!」と思った瞬間はありませんか? 分からないまま授業が進められる証拠です。ブレンド個別は、理解の確認しながらお子様のペースで応用問題を確実に解いていきます。
さらに、「思考力強化メソッド」で深く考える感覚を研ぎ澄ましています。
このような違いが生まれる理由は、
重点を置いているタイミングが違うからです。
復習に重点を置いているとはどういうことかと言いますと、お子様が勉強した内容を講師に説明するということです。だから、自分で「やっている感」を得られるので、応用問題でも理解しやすく、記憶に残りやすくなるのです。
これは、学習の効果を最大限に引き出すために、フランスのジャン=ポール・マーティン博士が提唱している「ティーチング・テクニック」と呼ばれている手法です。
※「反転授業」は、基礎的な知識の習得を講義映像やオンラインテストを活用して自宅で行い、知識の応用を教室において対話型で学びます。つまり、従来の授業相当分の学習を、授業前に済ませるところに特徴があります。
※オンラインと対面を組合せた学習、つまり「ブレンド型学習」は、対面のみ、オンライン学習のみより有効であることが分かっています。その理由は、学習時間が伸びること、ドロップアウト(知識の離脱)を防ぐ効果が複合的に働いていると考えられます。ただし、無料体験の時は、操作等の確認が必要のため、自宅でなく教室でICT授業を受けて頂きます。
※スタンフォード大学の研究グループ(Schneider et al, 2013)が明らかにしたように、領域によっては「説明(講義)→課題(演習)」という 活動の順序を「課題→(生徒が)説明」に変えることで学習効果が上がる可能性もあります。
(引用:東京大学 山内教授 基調講演
https://fukutake.iii.u-tokyo.ac.jp/archives/flit/seminar/20140212-2.html)
今回ご提案している「ブレンド個別」は、お子様が授業の主人公になれるように「反転授業+ブレンド型授業」に、「お子様が説明しながら、探求していく授業に特化した個別指導」を追加した、常識をひっくりかえす授業です。 |
反転授業とブレンド授業についてご理解頂けましたでしょうか。
次に、「集団授業」と「ブレンド個別」の具体的な違いについてご説明します。
それは、「解き方を説明する人が、講師からお子様に変わる」ことです。
→ だから、主体的で楽しいだけでなく、仕組みで成績が上がる学習法なのです!
授業内容
質 問
勉強スキル
自己管理
あなたのお子様は指示通りに行動できているでしょうか? 学校では、「子どもの個性を大切にする教育」が行われています。その結果、強く指導を受けた子どもは、個性を否定されている感、やらされ感が生まれて、指示通りに行動するのを嫌がり、石のように固まる傾向にあります。にもかかわらず、指示されないと動かない…… さじ加減が非常に難しい子が多くなっています。もし、お子様の弱点を間違えると、このような背景から取り返しのつかないことになります。
見えている弱点を口にすることはありませんか? 「集中力がないのよ」とか「自己管理ができてないのよ」とか…… でも、ゲームやスマホをすると、集中力が発揮されたり、部活になると自分で考えて自分管理できたたり…… お子様に「集中しないと!」と言っても、「やろうと思えば、できるし」と思われて、二人の想いは平行線。このように、切り口を間違えて、思春期のお子様の弱点を見誤ると、取返しのつかないことになります。なぜなら、間違った解決策を施すと、修正が本当に難しくなるからです。
繰返しになりますが、浅い弱点を改善しようとすると、失敗するだけでなく、成功を取り戻せない可能性すらあります。お伝えしたいことは、「正しく診断された『深い弱点』の発見ほど、重要なものはない」ということです。この深い弱点、本質的な弱点は、成功する種です。暖かく明るい光がさす最適な時期に、栄養豊富な土壌に蒔けば、多くの成功を実らせてくれますが、条件を間違えると芽は全く出ません。本質的な弱点を発見して、改善を探求するためのシステムがMSS理論を使った手法です。
本屋さんに行くと、「今の子どもには、従来の指導法は通用しません」と書かれた本で溢れています。当塾ではスタンフォード大学キャロル教授が提唱するマインドセットを参考に「MSS理論モデル(Mind-Study Skills)」を開発し、日本で当塾だけの最適個別指導が行えるシステムを導入しています。
これは、お子様のマインド状態と勉強スキルの2つの軸から成り立っており、援助型、コーチ型、指示型、委任型という4つの型に分かれています。ただ、子どもは一つの型に居続けるのではなく、日によって移動することもありますし、同時に2つの型を持っていることもあります。研修を受けた講師が「弱点診断」と「戦略探求」を行い、その都度、90点台への最短ルートをご案内します。
左下の第1ステージが、初心者段階のお子様を対象にした「援助型スタイル」になります。ここでは、お子様の意志を尊重しながら、勉強スキルを丁寧に繰り返し指導する段階です。
勉強嫌い色に染まったレンズで教科書を見ているので、しなやかな心に導きながら、勉強スキルの基礎を中心にサポートしなければなりません。具体的には、週1回、勉強の意味を考える「意識アップグレード授業」を受けてもらったり、勉強のスキルも学べる「目標実現手帳」を使いながらマンツーマン指導でサポートをします。
右下の第2ステージが、努力しているのに成績が上がらないお子様を対象にした「指示型スタイル」になります。ここでは、今の努力を認めながら、正しい勉強スキルを丁寧に繰返し指導する段階です。
丸暗記だったり、見るだけで覚えようとしたり間違った勉強方法をしているので、視点を変える柔らかい心に導きながら、勉強スキルの基礎を中心にサポートします。具体的には、週1回、視点を変える「意識アップグレード授業」を受けてもらったり、勉強のスキルも学べる「目標実現手帳」を使いながらマンツーマン指導でサポートをします。
左上の第3ステージが、イヤイヤながら頑張っているお子様を対象にした「コーチ型スタイル」になります。ここでは、お子様の夢を膨らませながら、応用的勉強スキルを指導する段階です。
勉強の先にあるハッピーな世界を見ずに黙々と勉強しているので、解像度を高める心に導きながら、勉強スキルの応用を中心にコーチングします。具体的には、お子様の夢を見つける「意識アップグレード授業」を受けてもらったり、応用的勉強スキルも習得できる「探求個別」等でサポートをします。
右上の第4ステージが、上級者段階のお子様を対象にした「委任型スタイル」になります。ここでは、上には上がいる無限の心を伝えながら、斬新なオリジナル勉強スキルを開発する段階です。
勉強スキルは十分にあるが、1問のミスが致命傷になるので、色々と迷ってしまう。最善を探求する心に導きながら、独自の勉強スキルの開発をサポート。具体的には、プロの意識を学べる「意識アップグレード授業」を受けてもらったり、自分専用の勉強スキルも開発できる「探求個別」等で支援します。
基幹システムのフォレスタ+(プラス)は、定期テストの成績を上げることを目的とし、教科書に準拠したデジタル教材です。間違えた問題に応じて、一人ひとりの目標に合わせた学習カリキュラムの作成をAI が自動で個別最適化し、最短距離で目標点数の達成を目指すことができます。定期テスト点数アップの秘訣は「教科書準拠」「個別最適化」です! 実は、全国の数万枚の定期テストにおいて、どのような問題が出題されているかを徹底的に分析し、お子様の成績を上げるためにこだわって制作されています。
フォレスタ先生の授業の最後に出された「宿題」を3日後に行います。その翌日以降に答合わせをして、間違えた問題の「考え方と解き方」を解説動画で確認します。ここで避けたいことは、お子様がそれをやらなかったり、適当にしたり… つまり、きちんと学んでいない状態です。ご安心ください。探求個別で講師が質問し、その返答内容によって理解度の確認をします。もし、できていない場合、教室へ来てもらい、講師の監視下で学習してもらいます。目的意識を持った自立心も育てるのが当塾の教育方針です。
宿題で間違えた問題の解説動画を見ても、分からない問題がないかどうか確認します。あれば、それらを解説をします。この時点で、全ての宿題を理解できたと仮定し、2つの目的を持って授業を行います。一つは、宿題で間違えた全ての問題に対して、講師がWhy質問をするので、お子様には本質的な弱点を発見してもらいます。もう一つは、それらに対して、How質問をするので、論理的に解き方を解説してもらいます。このように探求個別では、お子様自身で自分の課題を解決できる力を育てていきます。
月曜~土曜日 | 1部 | 2部 |
授業時間 | 19:20~21:30 | 20:45~21:55 |
MSS理論の診断結果も含む。
MSS理論メソッドの提案も含む。
株式会社ヒューマン
2007年 | 「生きるために本当に必要な教育とは何か?」の答えを探求し、その教育を実現するために、株式会社ヒューマンを設立。塾事業として、明石市高丘地区のコープ前にて個別指導キャリアの前身、創心義塾を開塾。 |
2011年 | 座席数を増席するために大久保駅北公園前に拡大移転と同時に、塾名を個別指導キャリアに変更。 |
2021年 | 「全員に成長体験を提供する」という塾ミッションを実現すべく、MSS理論モデル、探求個別、ダイヤマジック、ダイヤゲーム、7days学道、オンラインサロンなど今の子どもたちの学力UPを通じて生きる力を育むサービスを電車で通塾できる方にも提供できるよう大久保駅前(徒歩1分)に移転。 |
明石市大久保町駅前1丁目7-5 OceanⅡ 203
代表取締役 三輪 大
資本金1,000万円
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